ピンピンコロリ

 

先日、高血圧の定期診断を受けるために、近所のかかりつけ医を訪れた際に、医師から、この時期、入浴の際、浴室の温度と、浴槽の温度差による、ヒートショックについて、特に気をつけるよう指示があった。

ヒートショックについては、テレビ等で良く耳にしており、十分承知はしていたものの、特段注意して対策はしていなかったし、また、するつもりもなかった。というのは、その程度の温度差でヒートショックによる発作を発症しないためには、温度差の解消に努めるよりは、厳寒期になる前から、少しずつ温度差を経験して、体をそれに慣れさせて、それに耐えうる体力を培う方が合理的と思い、それを実践しているからである。

また、にもかかわらず、ヒートショックにより発作を起こし、死亡するとしたら、それは、発作が、平常時より、温度差があるときの方が、確率的に高いというだけで、いずれ死亡すべき時期が訪れていた現れであり、それこそ、世に言う「ピンピンコロリ」という、理想的死のあり方ではないだろうか。

医師に、以上のような異見を申し上げたところ、確かにそのような考えもあるかもしれないが、医師の立場では、その注意喚起をしないことは、告知義務違反の責任を問われるおそれがあるとのことであった。

私は、納得して帰ってきましたが、皆様はいかがでしょうか。