老化と闘う
このホームページで、「あと何年」を書いたのは平成26年7月だから、70歳であったが、現在10年以上経過して81歳になっている。
60歳ころから、高齢化に伴い様々な身体的不調が生じていた。通説では、「歯、魔羅、眼」とか「目、歯、魔羅」とかいわれているが、私も、ほぼそれに該当していたようである。老眼、飛蚊症、歯もインプラントを6本入れて、月一回の定期点検を欠かさない。そのほか、脊柱管狭窄症、夜中に足のふくらはぎのけいれん、頻繁な原因不明の鼻血、一瞬心臓が停止するかのような不整脈、難聴などである。さらに、昭和49年に発症したスギ花粉症もあり、これらが悪化していったら、とてもじゃないが長生きしたいという気持ちも失せる。だからといって、生きることを止める術もない。自分の人生のしまい方を選択できる尊厳死の議論を是非進めてほしいと思う今日この頃である。
しかし、生きている限り、死ぬその日までは何とか苦痛を伴わない日々を送りたいというのは、誰もが望むことに間違いがない。
そのためには、症状を和らげる対照療法が一般的である。足のけいれんには、漢方薬の芍薬甘草湯68、難聴には補聴器、老眼には老眼鏡、花粉症には抗アレルギー薬がある。
脊柱管狭窄症に対しては、ネットで検索して様々な体操を試しているが、完治には至っていない。
また、最近は新型コロナウイルスなど新たな病も誕生しているので、まずは、自己免疫力の強化が求められるようになった。
同じ環境下でも感染する人としない人がいるが、それは自己免疫力の差であろう事は疑う余地がない。
花粉症でさえ、多いとはいっても人口の38%だそうだ。それ以外の人は自己免疫力を有していることになる。これについての詳述は、本ホームページの111項ですでに発表済みであるから、ここでは説明しない。アフリカ象は年に一回ある特定の土を舐めに行くそうである。それをしないと、何らかの病で寿命を縮めることを本能的に知っているからであろう。そういう本能を人間は持っていない。人間は本能が壊れた動物であると指摘する研究者もいる。リンが不足していることを感知できる人間はいない。
花粉症の例では、食塩は人工物であり、海水に含まれる塩化ナトリウム以外のミネラルが含まれていないことが問題であるので、自然塩を用いることが解決策であった。
何が不足しているかを感知できないならば、知られている要素をすべて過不足ないように摂取すればよいことになる。
果たしてそんなことが可能であろうか。そのヒントは、人工的なものでなく、自然界のものをまんべんなく摂取することである。特に、ミネラル、ビタミンが忘れられやすい。
ある研究者は一日30種目以上の食材を摂取するようすすめているが、そういう意味であろう。旬の食材を忘れないこともまた、重要と思われる。それだけ種類が増えるからである。
また、極力、自然食にするため、たとえば、味噌も大豆から手作りにこだわっている。そんな工夫を食生活に基本にするようになってから、花粉症はもとより、老眼、飛蚊症、足のけいれん、不整脈、鼻血は完全になくなり、風邪も、以前は季節の変わり目に必ずひいていたが、コロナウイルスが感染始めたころから、ワクチンも打っていないのに、コロナも風邪も一度も患ったことがない。
難聴と脊柱管狭窄症とはそれなりにつきあって行くしかないかもしれない。
あと、アルコールをどうするかの問題があるが、わたしは、ビール、日本酒、ワインの三種を、日本酒換算で3合相当を毎日20年以上摂取しているが、年一回の健康診断で、肝臓の検査値がすべて基準内である。現役時代には考えられないことである。