アンビリーバボーな話

78日、信じられないニュースが飛び込んできた。

安倍元首相が11時半頃に狙撃されて死亡したという。しかも、その一部始終がテレビ放映され、犯人もその場で捕縛された。

その際の映像では、安倍元首相の左肩あたりにわずかの出血も確認できた。その後、ドクターヘリで病院に移送され、懸命の処置もかなわず5時過ぎに死亡が確認されたという。

処置に当たった医師の会見では、左肩に銃創があり、右首筋にも小さな傷が2個あり、銃弾は心臓にも達していたが、銃弾自体は発見されなかったという。

その後、狙撃犯の供述と奈良県警の捜査の結果、ある団体に恨みを抱いた犯人は、教団幹部の殺害は難しいから、教団に深い関係がある有名人を殺害することにしたのだという。

そして、犯行に使われた銃は、鉄パイプを2本束ねた手製で、一発あたり6個の銃弾を発射できるという。一発目は当たることなくそれたが、2発目一発が左肩にあたり、胸内を貫通して出血を起こし、死に至ったとの分析であった。

しかし、違和感で一杯であった。

まず、手製の銃弾だから、弾はパチンコ玉のようなものであるから、当たれば、ものすごい出血であるはずが、映像では極少量の出血であったこと。

心臓を傷つけているのに、弾が発見されていないこと。右首筋の傷の説明が不明であること。一発目と二発目の間が3秒ほどあったが、その間に安部元首相の右首のワイシャツの襟が大きくはためいていたこと。その3秒間の間、元首相を伏せさせるなど、要人警護の基本がなされなかったこと。心臓まで損傷していたのだから、即死だったはずなのに、死亡確認まで5時間以上要したこと。元首相はお立ち台の上であり犯人は銃を脇に抱えているから、弾は斜め上に進むから、心臓を損傷した弾は心臓より下方から入るはずなのにその痕跡はないこと

以上のような疑惑があるにもかかわらず、奈良県警は捜査を続ける気配がないばかりか、病院側の発表と真逆の、右腕から侵入した弾は胸内を貫通して大出血を起こし、死に至ったという事を図解入りで解説していた。銃弾は貫通するとき、入り口より出口の方が圧倒的に大きいという事実を意識的に隠蔽しているとしか思えない。司法解剖の結果、直径10ミリの銃弾が確認できたというとってつけた様な報道があったが信用できない。また、心臓に達した弾が不明というのもありえない。なぜ、こんな報道で国民が納得できようか。週刊誌などのメディアはなぜ追究しないのだろうか。

その後、手製の銃で事前に教団本部の玄関を試し撃ちし、その威力を確認したとか、当日の一発が到達したと思われる90M先のビルの壁にめり込んだ弾痕を示すなど、十分殺傷能力あることを示していたが、逆にそのような銃ならば、6発もの発射で首が吹き飛ぶほどの損傷をもたらしたはずだ。

また、あの場所は、過去に立憲民主党の候補が使用を申し出たが、警護が万全にできないとの理由で、奈良県警は許可しなかったことがあったという。

これまでの経緯から、奈良県警は警備の不備のそしりを受けることを承知のうえで、今回の事件を見過ごさざるを得なかった事情があるのであろう。

今回の事件の犯人がある教団に恨みがあったという報道にも違和感があった。犯人が統一教会とはっきり供述しているのに、なぜある教団などといって名を伏せる必要があったのだろうか。数日後にはその教団幹部が堂々と会見しているのだから、教団名を伏せる意味など全くないはずだ。それは、後に判明した。政府自民党要人の多くが教団に関係していることをおもんばかったのであった。トランプ元アメリカ大統領までからんでいるので奥が深い。

言ってみれば、その勢力に重大な警鐘を鳴らすためと、その統一教会に罪をかぶせ一挙に勢力をそぐことをねらったものと推測できる。

確かに安部元首相は敵も多かった。しかし、現役中はたかだか「モリカケ」「疑惑や桜を見る会」のような些末な攻撃とか、ある大学教授からは、「たたっ斬ってやる」など公の場所で口撃を受けたりしたが、大事には至らなかった。それが何故、首相退任後の今になって、このような事件を招いてしまったのだろうか。

これは私の単なる憶測であるが、最近の「台湾有事は日本の有事」発言ではないだろうか。

この発言が許せないのは某国ばかりではなく、その某国に同調する勢力が、奈良県警を無力化するまで力を持つに至っていることを、認識しなければ日本が危ない。