新型コロナウイルス感染拡大防止方策

新型コロナウイルス、デルタ株の全国的感染拡大が止まらない。政府は、緊急事態宣言および蔓延防止宣言対象県を拡大するだけで、従来方策と何ら変わらない自粛要請を繰り返すばかりである。

飲食店に対し、夜8時までの営業と、アルコール販売の禁止、最近は、デパ地下の利用削減など、これで、緊急事態といえるかというものばかりである。その証拠に、感染拡大にストップがかかる気配がない。

特定の施設でクラスターが発生することを防止するのは当然としても、最近は感染経路が不明な感染が増加傾向にある。これは、デルタ株の感染力が従来型以上であることによるものだろう。

従来型の場合、マスクをしていれば1m程度しか飛沫は飛散しないが、デルタ株では2m以上飛散するという。家族、知人など少人数で会合する場合は、従来の自粛要請で十分対処可能であるが、通院電車ではどうだろう。感染力が2倍以上だというデルタ株ウイルスに対し、通勤電車は従来対策で従来同様の防止が達成できるだろうか。

中国ウオッチャーのユーチューバー、鳴霞氏によると、新型コロナウイルスに感染した中国人が、山手線、地下鉄に乗り、感染拡大を反日活動の成果として自慢する事例もあるという。これでは、感染経路不明が増えることも理解できる。

東京の感染拡大とともに、埼玉、神奈川、千葉、群馬、栃木が拡大しているのは、まさに、通勤電車によるもののはずであるが、ほとんど、だれも指摘しない。どうしようもないものは、指摘してもしょうがないというあきらめがあるとしか思えない。

不用不急の外出を控えることでは、通勤電車感染は止められない。

通勤電車による感染防止に特化した対策が求められる。